オペラ非営利団体のLIPpresentsOPERAが、10周年記念公演として、「修道女アンジェリカ」「友人フリッツ」を2本立てで上演した。
3月27日(土)と28日(日)の2日間、ダブルキャストによる公演。
「修道女アンジェリカ」(27日) 「友人フリッツ」(27日)
「修道女アンジェリカ」(28日) 「友人フリッツ」(28日)
LIPpresentsOPERAとは、Lirica International Produce の頭文字を取ったもので、2000年のミレニアムを期に創設された
非営利団体。総監督の大森誠氏のもと、主にヴェリズモ主義のオペラを取り上げ、公演を重ねて来た。10回目の上演となる今回は、
全く趣の異なる作品2本の組み合わせによる公演。プッチーニの「修道女アンジェリカ」は不義の子を産み修道院送りとなったアンジェリカ
の悲しみの物語。一方の「友人フリッツ」は、のどかな田園を舞台にした純粋な恋物語。いずれのオペラもテーマは「愛」。人類普遍の
テーマを、2本のオペラという声の饗宴によって、存分に堪能した2日間であった。
【公演概要】
公演監督:大森 誠
指揮:高野 秀峰
演出:馬場 紀雄
『修道女アンジェリカ』
修道女アンジェリカ:大隅智佳子、ソフィア・カルヴェラ
公爵夫人:久保山和子、新宮由理
女子修道院長:岡村玲子(両日)
修女長:長谷川忍、安念奈津
修練長:前田真木子、山本千鶴
修道女ジェノヴィエッファ:山口ヴァレリー幸子、吉澤有香 他
『友人フリッツ』
フリッツ:内山信吾、持木弘
スーゼル:小野さおり、大森園子
ディヴィット:飯田裕之、鹿野章人
ベッペ:坂上賀奈子、小泉詠子
フェデリーコ:浅野和馬、松尾順二 他
管弦楽:シンフォニア・リリカ
合唱:コラールリリカ