区民参加オペラ「アイーダ」~中丸三千繪さんをソリストに迎え華やかに

響きの森文京公会堂(通称:文京シビックホール・大ホール)で、区民による手作りオペラ「アイーダ」が行われ、満員の客席からは、盛んな拍手と喝采が送られた。
「区民参加オペラ」とは、公募により集まった区民の合唱団と、オーディションにより選ばれたキャストが、指揮者や演出家とともに舞台を創造する「区民による、
区民のための手作りオペラ」。ホールの会館とともに歩んできた公演は、今回で10回目という。その記念すべき節目にふさわしく、世界的ソプラノとの評価も高い、
中丸三千繪さんをソリストに迎えた。

上演された「アイーダ」は、ヴェルディ後期の傑作といわれる。古代エジプトを舞台に、奴隷としてエジプト王女アムネリスに仕えるアイーダ(実はエチオピアの女王)と、
エジプト軍を率いる将軍ラダメスの悲恋が中心に描かれる。
第2幕第2場には、バレエの場面と大合唱が配置され、フランス風グランド・オペラの形をとっているため、区民オペラ公演でもしばしば取り上げられる。この日の凱旋の
大行進曲は壮観で、総勢100名を越える区民合唱が、高らかに喜びの歌声を披露した。

【公演データ】
響きの森文京公会堂10周年記念事業
区民参加オペラCITTADINO歌劇団第10期生公演
歌劇「アイーダ」  作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ  ※全4幕 原語上演・字幕付

■日 時■
   2010年2月7日(日)
   13:30開場、14:00開演 

■会場■
   文京シビックホール・大ホール
   
■出 演■
   アイーダ :中丸三千繪
   ラダメス :東小野修
   アムネリス:巖淵真理
   アモナズロ:金子亮平
   ランフィス:郷田明倫
   エジプト王:安東玄人
   使者   :高村素志
   巫女の長 :浅井恵子
   
■合 唱■
   CITTADINO歌劇団合唱団
   (区民参加オペラ第10期生)

■指 揮■
   宮松 重紀

■管弦楽■
   CITTADINO歌劇団オーケストラ

■スタッフ■
   演出  :東小野修
   合唱指導:長裕二
   音楽指導:蒲谷昌子/仲田淳也/竹之内純子
   副指揮者:柴田慎平/平野桂子

■チケット■
   《全席指定・税込》
     2,000円

■主催■
   財団法人文京アカデミー

■共催■
   NPO法人チッタディーノオペラ振興会

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